イオンモバイルからのMNPは解約金0円じゃない??

MVNOのイオンモバイルは解約金(解約解除料金)なしと宣伝しています。しかし、この表現が解約時にかかる料金の説明を微妙にややこしくしています。実際には他の手数料がかかるため、MNPによる解約時は全てを無料で行うことはできません。
それでは、どのような手数料がかかるのかを紹介していきます。

イオンモバイルは縛りなし

まずイオンモバイルは縛りなしということを頭に入れておいてほしいので簡単に説明します。 イオンモバイルは契約期間による縛りがありません。
また、契約解除料金はありません。

auやdocomo、SoftBankではいわゆる2年縛りと言うものがあり、契約更新月以外での解約を行うときに契約解除料金を支払う必要があります。

しかし、イオンモバイルでは契約更新月が存在しません。そのため、いつ解約しても契約解除料金を支払う必要がありません。
そのため、イオンモバイルを微妙だと思って、解約しようと思えば契約解除料金なしに解約ができます。

繰り返しになりますが、イオンモバイルなら音声プランであっても契約解除を行うときに契約解除料金が発生することはありません

ここで重要な事は契約解除料金は発生しないということです。
しかし、場合によってはその他の手数料的なものが発生します。冒頭でも紹介したMNPによる解約を行うときは手数料が必要となってきます。

MNP転出手数料

イオンモバイルからその他の会社(auやdocomo、SoftBank、IIJmioなど)にMNPで乗り換える時に手数料が発生します。
この手数料がその他の会社で言われているMNP転出手数料に当たるものです。

2016年2月28日現在、イオンモバイルではMNP転出時に発生する手数料をMNP転出手数料と明記していません。
イオンモバイルでMNP転出時に発生する手数料はMNP転出手数料と同等の手数料であると言えるため、この記事ではMNP転出手数料と表記させて頂きます。

このMNP転出手数料が要注意なんです。

イオンモバイルで契約後180日以内にMNPにて転出を行う場合はSIMカード1枚につき8000円(税抜き)の手数料が発生します。
また、イオンモバイルで契約後180日以降にMNPにて転出を行う場合はSIMカード1枚につき3000円(税抜き)の手数料が発生します。

契約解除料金を請求されることはありませんが、MNPの場合は手数料がかかります。そのため、MNPだと0円で解約することはできません。

MNP転出手数料はauやdocomo、SoftBank、その他どこの会社であっても、3000円(税抜き)はかかります。
そのため、MNP転出時に3000円(税抜き)を支払う必要があるのはしようがないかなと思います。

しかし、イオンモバイル契約後180日以内の場合は8000円(税抜き)の手数料が発生してしまいます。解約解除料金と名目は違いますが、実質5000円ほどの解約解除料金を取られているのと同じだと感じます。

分かっておいてほしいのは、MNP転出による解約の場合、最低でも3000円(税抜き)、最高8000円(税抜き)の手数料が発生するということです。

まとめ

解約するときに手数料がかかってしまうのはMNPのときなので、MNP転出による解約は要注意。

イオンモバイルを契約してから180日以内にMNP転出を行えば、SIMカード1枚につき8000円(税抜き)の手数料が発生します。
イオンモバイルを契約してから180日以降にMNP転出を行えば、SIMカード1枚につき3000円(税抜き)の手数料が発生します。

どこの会社でMNP転出を行っても3000円(税抜き)のMNP転出手数料がかかるため、3000円(税抜き)の手数料を取られてしまうのはしようがないです。

しかし、180日以内のMNP転出なら8000円(税抜き)もの手数料を取られるので注意が必要です。
まあ180日以内にMNP転出を行うことはそうないとは思いますが、イオンモバイルでスマートフォンをお試しで使って、気に入らなかったらすぐにMNPしようと思っている方は注意が必要です。